top of page



会計Ver13. 「労務費は固定費か、変動費か(目的によって扱いが変わる)」
労務費は固定費か変動費か──原価計算では工数投入のため変動費のように見える一方、投資判断では人数が減らない限り固定費として扱う必要があります。本稿ではその理由と整理の仕方を解説します。
shigenoritanaka3
6 日前読了時間: 3分
会計Ver12. 「”のれん”が大きすぎると何が起きるのか ── 買収後の財務リスクと適正な”のれん”の考え」
中小企業 M&A で計上される“のれん”は、買収価格と実態純資産の差額です。過大なのれんは、税務否認、減損リスク、金融機関評価の低下、PMI への負荷など多くの実務リスクを生みます。適正なのれんは、売手の過去利益ではなく、買手が PMI により生み出す改善利益を基準に判断することが重要です。
shigenoritanaka3
5月7日読了時間: 5分
会計Ver11. 「企業買収における純資産価格方式の落とし穴 ──簿外債務をどう見抜くか」
中小企業M&Aで多用されるNAV法は、帳簿上の純資産と実態が乖離しやすく、簿外負債や税務上の影響を正確に把握することが重要です。本記事では、典型的なリスクと実務的な見抜き方を整理し、安全な企業価値評価のポイントを解説します。
shigenoritanaka3
4月29日読了時間: 5分


会計Ver10. 「投資採算分析は Contribution Margin(貢献利益)で行うべき」 ── Gross Margin(粗利)で判断すると必ず誤る
多くの企業が投資判断に Gross Margin を用いて誤った結論に至るのは、COS に固定費が含まれ実態を歪めるためです。本記事では、変動費のみを捉える Contribution Margin が投資採算を正しく評価できる理由と、製造業での意思決定に不可欠な管理会計の視点を解説します。
shigenoritanaka3
4月22日読了時間: 4分
会計Ver09. 「固定費管理を安定させるための Accrual(引当)の使い方」
Accrual を活用して固定費を月次で平準化することで、P&L の予算乖離を防ぎ、Bad Surprise を回避し、Good Surprise を生み出すことができます。予算・FCST・実績を整合させるこの手法は、外資系子会社 Controller に求められる重要な管理会計スキルです。
shigenoritanaka3
4月15日読了時間: 3分
会計Ver08. 「輸出ビジネスの本質は販売代金の回収を設計すること」 — L/C・T/T・PBG・Factoring の実務
輸出ビジネスの本質は「売ること」ではなく「確実に回収する仕組みを設計すること」です。L/Cで設備代を確保し、工事費は100% T/T、最終10%はPBGで担保。これが難しい場合はファクタリングが現実的な選択肢となります。
shigenoritanaka3
4月6日読了時間: 4分


会計Ver07. 「Cash is King」ー 海外からの設備輸入におけるキャッシュフローとリスク移転の本質
海外メーカーから設備を輸入する際、欧米企業が提示する前払い・中間金などの支払条件は、日本企業にとって大きなギャップとなります。設備ビジネスは高額・長納期・個別仕様で、売り手側は継続的な資金流出を抱えるため、検収後100%払いという日本的慣習は通用しません。また、補修部品と設備ではキャッシュフロー構造が全く異なり、同じ発想で扱うと誤解が生じます。さらに、Incoterms は費用負担を定めるもので、売上計上やリスク移転のタイミングを決めるものではありません。国際実務では、CIF や DDP であっても船積み時点(FOB)で売上が成立します。これらの理解が不足すると、海外調達で大きな不利を招きます。
shigenoritanaka3
4月2日読了時間: 4分
会計Ver06. 「Beyond Watchdog(数字の番犬のその先へ)」— 欧米の財務はなぜ経営の中枢に位置づけられるのか
本記事では、日本企業の経理・財務部門が「番犬(watchdog)」としてコンプライアンス中心の役割に留まり、欧米企業ではFinanceが経営判断の中核として機能する理由を解説します。財務会計は外部向け、管理会計は内部向けという構造的な違いが、数字のズレや意思決定の非効率を生み出しています。日本企業では経理が月次決算や内部統制に追われ、事業理解や経営参画の機会を自ら狭めてしまう傾向があります。一方、欧米ではFP&Aや投資評価、契約レビューなどを通じてFinanceがビジネスパートナーとして機能します。筆者の経験から、月次決算は設計と改善で大幅に効率化でき、Financeは十分に経営に貢献できる存在へ進化可能であると述べています。
shigenoritanaka3
3月29日読了時間: 6分


会計Ver05. 「財務会計だけでは正しい意思決定はできない — Gross Margin に固定費が混ざる構造と、管理会計ビューの重要性」
多くの企業では、粗利(Gross Margin)と SG&A だけで議論されますが、売上原価(COS)には固定費が多く含まれるため、粗利では事業の実態を正しく判断できません。固定費と変動費を分けて捉える管理会計の視点が必要で、貢献利益(Contribution Margin)を把握することで、利益構造と改善の打ち手が明確になります。
財務会計では固定費が COS に埋もれますが、管理会計では再分類され、総固定費が可視化されます。SG&A に見える費用は全体の一部にすぎず、正しい意思決定には総固定費の把握が不可欠です。管理会計ビューをシステムで自動生成できれば、現場の負担なく、経営は正しい指標に基づいて判断できます。
shigenoritanaka3
3月16日読了時間: 6分
会計_Ver04. _「製造業のプロジェクト会計では、なぜ “引当/見込費用計上” が不可欠なのか —未発注費用 / 発注済費用 / 請求費用 の3区分で数字のズレを防ぐ」
本記事では、製造業プロジェクトにおける Provision と Accrual を活用した実務的なコスト管理手法を解説します。コストを「未発注」「発注済み未請求」「請求済み」の3つに分類することで、利益のブレや月次変動を防ぎ、会計と現場の数字を一致させることができます。欧州のPM会計とも整合する、再現性の高いプロジェクト会計フレームワークです。
shigenoritanaka3
3月12日読了時間: 4分
会計_Ver03. _「一品ものと量産ものでは原価計算の主役が違う- 工数ベース vs マシン時間ベース」
製造業の原価計算は、生産方式で「主役」が変わります。
一品生産は労務工数、量産は機械稼働が価値を生むため、
労務ベースかマシンアワーベースかで原価計算のロジックが変わる。
鋳造では注湯機の稼働と良品数が正しい単価の鍵になります。
shigenoritanaka3
3月11日読了時間: 4分
会計_Ver02. _「ローリングフォーキャスト-なぜ予算は“作った瞬間に死ぬ”のか- そして企業が“未来の数字”を見られるようになる方法」
多くの中堅製造業では、年次予算が数か月で実態と乖離してしまいます。本記事では、欧米企業で一般的な「ローリングフォーキャスト」が、過去の差異分析ではなく“未来の数字”に基づく経営判断を可能にする仕組みを解説し、導入に必要な3つのステップをまとめています。
shigenoritanaka3
3月1日読了時間: 3分
会計_Ver01. _「製造売上原価管理- 財務会計と管理会計はなぜズレるのか- そして企業が「ひとつの数字(One Truth)」を見る方法」
多くの中堅製造業では、財務会計・現場のプロジェクト管理・経営が見たい数字が一致せず、「どの数字が正しいのか」が分からない状況が生まれています。本記事では、この不整合が起きる理由を解説し、標準レート×実績工数を期間中の共通指標とし、月末に実際レートへ置き換え、さらにプロジェクト別の引当を反映することで、会社全体で共有できる “One Truth” を実現する方法を紹介します。
shigenoritanaka3
3月1日読了時間: 4分
bottom of page