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経営・リーダーシップVer14. 「人事考課の本質:昇進考課と賞与査定は分けて設計すべき理由」
昇進評価は長期的な適性・価値観・行動を、賞与評価は短期成果を評価すべきであり、この2つを混在させると組織が短期志向に陥る。9ボックスを用いた昇進評価と、EBITA×KPI に基づく賞与評価の分離が組織成長を支える。

Shigenori Tanaka
6月5日読了時間: 4分


会計Ver13. 「労務費は固定費か、変動費か(目的によって扱いが変わる)」
労務費は固定費か変動費か──原価計算では工数投入のため変動費のように見える一方、投資判断では人数が減らない限り固定費として扱う必要があります。本稿ではその理由と整理の仕方を解説します。

Shigenori Tanaka
5月19日読了時間: 3分


経営・リーダーシップVer13. 「インフレ時代をどう生き抜くか」──鍵は価格転嫁。その前提は「原価の精度」
インフレが続く中、企業は「価格転嫁できる会社」と「できない会社」に明確に分かれています。
しかし、価格転嫁は単に値上げを要求すれば通るものではなく、製品別の正確な原価根拠 を提示できなければ交渉の土俵にすら立てません。
顧客は必ず「原価内訳を示してください」と求めます。
材料費、工数、配賦、歩留まり、工程別実績などを数字で説明できない企業は、インフレ局面で生き残れません。
その前提となるのが One Truth(財務会計と管理会計の一致) です。
数字が一致していなければ、どれだけ工場が努力しても顧客は原価を信用しません。
さらに、コントローラーは社内に座っているだけでは役割を果たせません。
CEOや営業とともに前線に立ち、原価根拠を自ら説明し、現場で使われている原価が正しいかを検証する力 が求められます。
企業がインフレ時代を生き残る鍵は、
原価精度 × One Truth × コントローラーの前線力 × 信頼できる価格転嫁交渉
この4つにあります。

Shigenori Tanaka
5月16日読了時間: 4分


日本-西欧文化違いVer13. 「欧米の Bonus と日本の賞与は“まったく別物”である-part2」
日本‐西欧文化違い Ver13
「欧米の Bonus と日本の賞与は“まったく別物”である – part2」
前回(Ver12)では、欧米型ボーナスと日本型賞与の構造的な違いを整理しました。
本稿では、追加ポイントを Q&A 形式でまとめます。

Shigenori Tanaka
5月11日読了時間: 4分


経営・リーダーシップVer11. 「優しさと厳しさは“前提条件”で変わる」
マネジメントにおける優しさと厳しさは、対人面と処遇面の二軸で構成され、組織の前提条件によって最適なスタイルが異なります。本記事では、A・B の持続可能な二つの型と、前提条件に応じた運用の重要性を解説します。

Shigenori Tanaka
4月28日読了時間: 4分


工場デジタル化Ver09. 「AI 処方箋で不良率が下がらないときの突破口」
製造AIは過去の生産履歴の範囲しか最適条件を提案できないため、不良率が改善しないことがあります。改善が停滞した際は、長年固定化された静的パラメータを専門家の教科書レンジで再探索し、新たな生産履歴を蓄積することで次のAIモデルが強化されます。

Shigenori Tanaka
4月18日読了時間: 3分


日本-西欧文化違いVer09. 「SBTi と社用車 BEV 化」- 欧州 HQ と日本現場の“すれ違い”をどう解いたか
欧州HQはSBTiの観点からBEV移行を当然視する“理念主導”の方針でしたが、日本の現場は長距離移動や工具搭載など“現場主導”の実務に基づきBEVが成立しません。この前提のずれが大きなすれ違いを生みました。

Shigenori Tanaka
4月13日読了時間: 6分


工場デジタル化Ver08. 「Pareto Chart × 不良対策」— “選択と集中”で改善効果を最大化する方法
Pareto 図は「どこに集中すべきか」を示す起点です。生産量×不良率で重点製品を特定し、不良を工程で改善できるものと、設計変更が必要なものに分けることで、AI が効果を発揮する領域が明確になります。

Shigenori Tanaka
4月7日読了時間: 3分
会計Ver08. 「輸出ビジネスの本質は販売代金の回収を設計すること」 — L/C・T/T・PBG・Factoring の実務
輸出ビジネスの本質は「売ること」ではなく「確実に回収する仕組みを設計すること」です。L/Cで設備代を確保し、工事費は100% T/T、最終10%はPBGで担保。これが難しい場合はファクタリングが現実的な選択肢となります。

Shigenori Tanaka
4月6日読了時間: 4分
経営・リーダーシップVer08. 「安全第一は“スローガン”ではなく、経営の根幹である」
経営・リーダーシップVer08. 「安全第一は“スローガン”ではなく、経営の根幹である」

Shigenori Tanaka
4月5日読了時間: 5分
経営・リーダーシップVer07. 「鋳造デジタルソリューションを“製品版として”世界初受注した日」 ―専門外でも逃げずに前に出た PMO の記録 ―
本記事では、筆者が外資系メーカーで世界初となる鋳造工場向けデジタルソリューション(可視化+AI)の正式受注を獲得した経験を紹介します。社内の強い反対や専門外の領域にもかかわらず、筆者はPMOとして現場に入り、工程理解、ネットワーク解析、数千点のデータ整理、AIモデル構築まで主導しました。可視化の完成とAI検証では約40%の不良削減可能性が示され、その後も6年間にわたりデータ品質改善と運用定着を支援。結果として顧客は過去最高益を達成しました。これは技術ではなく、誰も踏み出さない領域に一歩踏み込むリーダーシップの物語です。

Shigenori Tanaka
4月1日読了時間: 6分
経営・リーダーシップVer06. 「日本企業が出資する ASEAN の大規模鋳造工場での PMO ケース」 ― HQ と現地の意思決定ギャップをどう埋めたか ―
本記事では、インドネシアで発生した「HQ が不可能と判断した修理案件」を、筆者がPMOとして成功に導いた事例を紹介します。顧客は冷却ドラムの修理・補強を強く希望していた一方、HQ は「設計容量を超えており修理は不可能、新規設備を購入すべき」と回答。現地代理店と顧客は板挟みとなり、信頼喪失の危機にありました。筆者は状況打開のため欧州HQへ直接赴き、10年以上稼働実績のある補強ソリューションを専門家から引き出すことに成功。帰国後、顧客と代理店へ概念を説明し、正式にPMOとして任命され、見積・設計・部材調達・物流・現地工事・最終検収まで全工程を統括しました。物流遅延やラマダン期間という制約を乗り越え、プロジェクトは無事完了。PMOが技術・文化・組織の壁をつなぐ重要な役割であることを示す象徴的な事例となりました。

Shigenori Tanaka
3月28日読了時間: 4分


会計Ver05. 「財務会計だけでは正しい意思決定はできない — Gross Margin に固定費が混ざる構造と、管理会計ビューの重要性」
多くの企業では、粗利(Gross Margin)と SG&A だけで議論されますが、売上原価(COS)には固定費が多く含まれるため、粗利では事業の実態を正しく判断できません。固定費と変動費を分けて捉える管理会計の視点が必要で、貢献利益(Contribution Margin)を把握することで、利益構造と改善の打ち手が明確になります。
財務会計では固定費が COS に埋もれますが、管理会計では再分類され、総固定費が可視化されます。SG&A に見える費用は全体の一部にすぎず、正しい意思決定には総固定費の把握が不可欠です。管理会計ビューをシステムで自動生成できれば、現場の負担なく、経営は正しい指標に基づいて判断できます。

Shigenori Tanaka
3月16日読了時間: 6分
工場デジタル化Ver05. 「製造工場のデジタル化で学んだ「三位一体」の原則」
製造業のDXは、データの信頼性、正しく設計されたシステム、そして現場での確実な運用という3つが揃って初めて成果を生みます。多くの工場では不正確なデータやつながらないシステムが課題となり、意思決定に活かせない状況が続きます。鋳造工場での6年間の実践を通じ、可視化、工程理解に基づくシステム設計、AIによる不良低減モデル、そして現場での定着が揃って初めて、計画したROIを実現できることを学びました。

Shigenori Tanaka
3月14日読了時間: 3分
経営・リーダーシップ_Ver04. _「事業再生ケース①アワーレートの誤設定が利益を圧迫していた話」
本記事では、ある製造業企業の実在ケースをもとに、労務費原価の不正確さがどのように赤字の主要因となっていたかを解説します。実際の労務費より低い原価レートを用いていたため、採算の取れない案件が利益が出ているように見え、赤字が隠れていました。さらに工数配賦やWIP計上の誤りが利益を歪めていました。原価の精度を正し、配賦ルールとERPを再構築することで、初めて実際の収益性が可視化され、赤字からの回復が進みました。

Shigenori Tanaka
3月13日読了時間: 3分
会計_Ver04. _「製造業のプロジェクト会計では、なぜ “引当/見込費用計上” が不可欠なのか —未発注費用 / 発注済費用 / 請求費用 の3区分で数字のズレを防ぐ」
本記事では、製造業プロジェクトにおける Provision と Accrual を活用した実務的なコスト管理手法を解説します。コストを「未発注」「発注済み未請求」「請求済み」の3つに分類することで、利益のブレや月次変動を防ぎ、会計と現場の数字を一致させることができます。欧州のPM会計とも整合する、再現性の高いプロジェクト会計フレームワークです。

Shigenori Tanaka
3月12日読了時間: 4分
工場デジタル化_Ver04. _ 「砂型鋳造の生産数はなぜ“理論値”とズレるのか?- 原価計算と生産管理を正しくするためのデータ設計」
本記事では、砂型鋳造において「理論生産数」と実際の生産個数が一致しない理由と、その誤差が不良率・原価計算・生産管理を歪める問題を解説します。最も再現性の高い方法として、ショット後の総重量をバッチIDと紐づけて実生産数を算出する手法を紹介し、正確なデータに基づく工場運営を可能にします。

Shigenori Tanaka
3月12日読了時間: 3分
会計_Ver03. _「一品ものと量産ものでは原価計算の主役が違う- 工数ベース vs マシン時間ベース」
製造業の原価計算は、生産方式で「主役」が変わります。
一品生産は労務工数、量産は機械稼働が価値を生むため、
労務ベースかマシンアワーベースかで原価計算のロジックが変わる。
鋳造では注湯機の稼働と良品数が正しい単価の鍵になります。

Shigenori Tanaka
3月11日読了時間: 4分
経営・リーダーシップ_Ver03. _「買収後の経営統合(PMI)の難しさ」
私はオーナー社長の右腕として、年商10億円規模の事業買収を2件担当し、PMI の中心実務を担ってきました。
メーカーとEMS企業という異なる論理を持つ組織の摩擦を調整し、HD化や会計プロセス整備を通じてメーカーの自立性を回復させ、過去最高益へ導きました。
また、衛星放送事業の買収では、事業の要となるエンジニアの確保と、台湾サプライヤーとの品質・商流交渉を主導。品質課題を解決し、事業をグループの収益源へ転換しました。
PMIとは、経営ロジックと現場の現実をつなぎ、摩擦を価値へ変える実務そのものです。

Shigenori Tanaka
3月10日読了時間: 3分
日本-西欧文化違い_Ver04. _「外資本社が中国をアジア本社にする理由」
多くの外資系企業がAPAC本部を中国に置くのは、市場規模、製造・サプライチェーンの集中、そして意思決定の速さといった合理的な理由によるものです。しかし、この中国中心の地域運営モデルは、日本市場の特性と必ずしも一致しません。日本では高い技術要求、長期的な顧客関係、そして世界でも例外的なレベルのサービス品質が競争力の源泉です。
そのため、外資系企業が日本で成功するには、APAC本部主導ではなく、日本法人に一定の裁量と自律性を持たせることが不可欠です。グローバル戦略と日本市場の現実とのギャップを理解することが、持続的成長の鍵となります。

Shigenori Tanaka
3月7日読了時間: 4分
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